# 生活養生学とは――日常生活から心身の健やかさが育つ条件を研究する学問
**生活養生学(せいかつようじょうがく)とは、日常生活から心身の健やかさが育つ条件を研究し、実践する学問です。**
私はこれまで、未病、養生、健康行動、東洋医学を研究してきました。
その中で注目してきたのは、健康のために意識して行う食事、運動、睡眠だけではありません。
会話、趣味、推し活、学び、仕事、休息、地域活動、自然や文化との関わりなど、健康を直接の目的としていない日常の営みも、心身の健やかさを育み、生活を支えることがあります。
こうした日常生活と養生の関係を研究し、実践する学問として、私は**「生活養生学」**を提唱します。
## 生活養生学の定義
> 生活養生学とは、日常生活を養生の基盤と捉え、日々の行為、環境、人間関係、文化が、心身の健やかさをどのように育み、損ない、また回復させるのかを明らかにするとともに、健康を直接の目的としない日常の営みにおいても、養生が成立する条件を研究し、実践する学問である。
簡潔に表すと、次のようになります。
> 生活養生学とは、日常生活から心身の健やかさが育つ条件を研究し、実践する学問である。
## 生活が川上にあり、健康はその先にある
生活養生学では、生活を健康の上流にある基盤と捉えます。
一般的な健康づくりでは、健康の維持や病気の予防を目的として、生活習慣を改善します。
生活養生学では、それに加えて、日々の生活を営み、楽しみ、整える中から、結果として心身の健やかさが育つ可能性に注目します。
つまり、
> **健康のために生活するのではなく、生活を営む中から健康が育つ。**
その条件と仕組みを明らかにすることが、生活養生学の目的です。
生活養生学を、研究、教育、地域活動、社会実践へと広げていきたいと考えています。
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**戸村多郎**
医学博士・大学教授
未病、養生、健康行動、東洋医学を研究
#生活養生学 #養生 #未病 #生活予防 #健康行動 #戸村多郎
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